「marie claire」インタビューのつづきです

記者: 俳優として30年以上の長い時間、どうやって存在感を維持できたのですか?
イ・ビョンホン: 作品の間に長いブランクを作らず、常に演技をして、その時々で新しいチームと出会ってきた。若くて経験の少ない監督と仕事をすることもあったし、現場のスタッフは若い人たちが多かった。毎回、現場で彼らの新しい考えや流れを吸収してきたんだと思う。
時代に合わせて変わろうと意識していたというよりは、ただ流されてきただけだ(笑)。 おそらく、性格的に「自分はこういう人間だ」と主張する意識があまりないからこそ、そういうことが可能だったのではないかと思う。
ただ、私は出来ないことのほうが多い人間だ。 生活面では特にそうだ。 スマホの使い方もあまり上手くない。 だから最近のトレンドや流行もよく分からない。 その代わり、一緒に仕事をする人たちから自然と得られるものがあるのだ。

スマホが上手くないビョンホンさんに親近感が湧きます。演技には揺るがない哲学があるのに、それ以外は柔軟性があるのが、ビョンホンさんの良いところですね。
次回は、スマホで映画を観ることについてビョンホンさんの考えを聞きます。
つづく…